【GuliKit Elves 2レビュー】Switch 2のスリープ復帰に対応したレトロでコンパクトなコントローラー

■最終更新日 2025年9月2日 by u-ta
待望の「Nintendo Switch 2」が発売されましたが、肝心の純正Proコントローラーが品薄で手に入らない…!そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
今回紹介するのは、そんなコントローラー難民の救世主となりうるかもしれない一本、GuliKit社の「Elves 2 ワイヤレスコントローラー」です。
このコントローラー、ただのサードパーティ製品と侮ってはいけません。なんと、これまで純正品しか対応していなかったSwitch 2の「スリープ復帰」に対応したというのです。
この記事では、その真偽を確かめるべく、実際に購入したGuliKit Elves 2を徹底的にレビュー。
その接続方法から、気になる使用感、Proコンとの違いまで、忖度なしで語り尽くします!
GuliKit Elves 2とProコントローラーとのスペック比較
まずは、純正の「Nintendo Switch 2 Proコントローラー」と「GuliKit Elves 2」の主な違いをスペック表で見てみましょう。
スペック項目 | GuliKit Elves 2 | Nintendo Switch 2 Proコントローラー |
---|---|---|
スリープ復帰 | 対応(要特殊ペアリング) | 対応 |
スティック | ホールエフェクト(対称配置) | 従来型(非対称配置) |
Cボタン | なし | あり |
サイズ感 | コンパクト(約179g) | 標準サイズ |
多機種対応 | Switch, PC, iOS, Android等 | Switchシリーズのみ |
付属品 | 専用ケース | USB-Cケーブル |
価格(税込) | 約4,000円~5,000円 | 9,980円 |
最大の特徴は、やはりスリープ復帰への対応とドリフト現象が起きないホールエフェクトスティックの採用です。
一方で、Switch 2の新機能である「Cボタン」が搭載されていない点は注意が必要です。
価格はProコンの半額以下と、非常に魅力的な設定になっています。
GuliKit Elves 2 開封の儀!同梱物をチェック

パッケージを開封してまず目に入るのは、コントローラー本体が収められた半透明の専用ハードケース。持ち運びを想定した付属品は非常に好印象です。

しかし、驚いたことに充電用のUSB-Cケーブルは付属していません。また、説明書も英語と中国語のみで、日本語表記はありませんでした。
この点はコストカットの影響かもしれません。
面白いのが、ケースにコントローラーをしまったまま充電ができるように、USB-Cポート部分に穴が空いている点。細かい配慮が嬉しいですね。
ただ、ケースのヒンジ部分は少し頼りない作りなので、あくまで「おまけ」程度に考えておくのが良さそうです。

また、重量は171gで、かなり軽量な部類となっております。
GuliKit Elves 2 の接続方法、ホームボタンでのスリープ復帰について
PCやスマートフォンへのBluetooth接続は、ホームボタン長押しでペアリングモードに入る一般的な方法で、特に迷うことはありませんでした。
問題は、このコントローラー最大のウリであるSwitch 2のスリープ復帰機能を有効にするための接続方法です。
私も最初、普通にペアリングして「スリープ復帰できないじゃないか!」と焦りましたが、下記の特殊な手順で無事成功しました。
- コントローラーをNSモードに設定し、電源を入れ、ペアリングボタンを2秒間押し続けます。インジケーターが高速に点滅し、ペアリングが開始されます。
- Switch 2 をスリープモード(黒い画面状態)にし、ジョイコンのHOMEボタンを押して画面を点灯させ、その後コントローラーのペアリング画面に入り、ペアリングを行ってください。


この手順を踏むことで、次回以降、Elves 2のホームボタンを押すだけでSwitch 2のスリープを解除できるようになります。

少し癖がありますが、この機能は非常に便利なので、購入した方は必ずこの方法でペアリングしてください。
GuliKit Elves 2 を使用レビュー
コンパクトなレトロデザイン、軽量&ケース付きで持ち運びに便利

デザインは、どことなくセガサターンやメガドライブのコントローラーを彷彿とさせるレトロな雰囲気。
サイズはProコンやPSコントローラーより一回り小さく、非常にコンパクトです。
実測で約171gと軽量なこともあり、手の小さい方やお子さんにはジャストフィットするでしょう。私も手が大きい方ではありませんが、快適に操作できました。
ケース付きで持ち運びやすいので、外出先で遊ぶ方にも最適です。
高耐久のスティック、ABXYはswitch配列、Cボタンはなし

なんといってもホールエフェクトスティックの安心感は絶大です。
物理的な摩耗がないため、厄介なドリフト現象とは無縁。
スティックの配置はPlayStationのコントローラーと同じ対称配置で、『モンハン』や格ゲーなどはこちらの方がやりやすい、という方も多いのではないでしょうか。
ABXYボタンはSwitch標準の配列です。

ただし、前述の通りSwitch 2のCボタンは非搭載。
今後のゲームでCボタンが必須になった場合、操作に支障が出る可能性は考慮しておく必要があります。
連射/連射ホールドに対応

サードパーティ製コントローラーではおなじみのターボ(連射)機能ももちろん搭載。
RPGでの素材集めやシューティングゲームで重宝します。
有線、無線両対応、PC、スマホ含む幅広いデバイスで使用可能
Switchシリーズだけでなく、PC(Windows)、iOS、Android、Steam Deckなど、非常に多くのプラットフォームに対応しているのも大きな魅力。
Bluetooth無線接続とUSB-Cでの有線接続の両方に対応しており、特にPCでの有線接続時はポーリングレート1000Hzという高速応答を実現します。
これ一台あれば、様々なデバイスでゲームを楽しめます。
ジャイロ、振動にも対応

安価なコントローラーでは省略されがちなジャイロセンサーと振動機能もしっかり搭載。ジャイロの精度も良好で、振動もゲームへの没入感を高めてくれます。
特にマリカなどでは、コースを外れた際の振動が伝わり、スマホ単体では味わえない臨場感を楽しめました。
振動は割と強めなので、気になる場合はオフにしたり弱くすることも可能です。
GuliKit Elves 2の口コミ・評判をチェック
私以外のユーザーの意見も見てみましょう。
良い口コミ・評判
気になる口コミ・評判
やはり、スリープ復帰機能とコストパフォーマンスを絶賛する声が多数でした。一方で、本体の小ささや説明不足、付属品の少なさといった点を指摘する声も見られました。価格と機能のトレードオフを理解した上で購入する必要がありそうです。
まとめ:GuliKit Elves 2は買うべき?スリープ復帰できるswitch2コントローラーを探しているなら買い!

結論として、GuliKit Elves 2は「条件付きで間違いなく『買い』」のコントローラーです。
【こんな人におすすめ!】
Cボタンがない点や、スティック精度がプロユースには一歩及ばない可能性など、純正Proコンの完全な代替品とまでは言えません。
しかし、それを補って余りある「スリープ復帰機能」と「圧倒的なコストパフォーマンス」は唯一無二の魅力です。
Proコンが手に入らない現状、これほどバランスの取れた選択肢は他にないでしょう。
賢く、そして快適なSwitch 2ライフを送るための強力なパートナーになってくれるはずです。
