【GameSir X5sレビュー】ジャイロ搭載でSwitch 2にも対応!X5 Liteから進化した高コスパモバイルコントローラー

■最終更新日 2025年10月4日 by u-ta
スマホで本格的なゲームを遊ぶのが当たり前になった今、コントローラー選びは非常に重要です。
中でも伸縮式コントローラーは、スマホを携帯ゲーム機のように変身させる最高のガジェットですよね。
今回レビューするのは、驚異的なコストパフォーマンスで人気を博した「GameSir X5 Lite」の上位モデル、「GameSir X5s ワイヤレスモバイルコントローラー」です。
X5 Liteから何が進化し、価格が上がった分の価値はあるのか?
そして、新たに対応した「Nintendo Switch 2」での実力は?実際に使い込んで、その真価を徹底的にレビューしていきます!
この商品はメーカー様よりご提供いただきレビューを執筆しております。
GameSir X5s レビュー 開封と外観チェック:驚きの重量の軽さと背面開口デザイン

まず驚くのが、付属品として専用のハードケースが付いてくること。
前モデルのX5 Liteには無かったため、安心して持ち運べるようになったのは大きな進歩です。そして、コントローラー本体を手に取ると、その軽さに再び驚きます。


公称値174gでしたが実測値では166gとかなり軽量で、スマホを装着しても重さが苦になりません。
外観や形状はX5 Liteと全く同じ。

そのため、付属のケースにX5 Liteもピッタリ収まりました。

背面は大きく開口しており、スマホの熱を逃がしやすいデザインになっています。

これなら長時間のプレイでも安心ですね。
GameSir X5s機能レビュー:ミドルレンジモデルながら高機能
ホールエフェクトスティック搭載

本製品の最大の魅力の一つが、ホールエフェクト(磁気式)スティックの採用です。
物理的な接触がないため、摩耗によるスティックのドリフト現象が原理的に発生しません。
実際に操作してみると、非常に滑らかで正確なコントロールが可能です。
耐久性にも優れており、長く安心して使えるのは嬉しいポイントです。
スワップ可能なABXYボタンとデバイスを選ばない無線対応

ABXYボタンは磁石で固定されており、物理的にレイアウトを入れ替えることが可能です。
これにより、Xbox系の配置とSwitch系の配置を簡単かつ視覚的に切り替えられます。
接続はBluetoothがメインで、iOS、Android、そしてSwitch/Switch 2にまで対応。


さらにUSB-Cケーブルでの有線接続も可能で、PC(XInput)でも遅延なく使用できます。まさにデバイスを選ばない万能選手です。
ターボ機能搭載

おなじみのターボ(連射)機能も搭載。
RPGのレベル上げやシューティングゲームで役立つ、ゲーマーには嬉しい機能です。
振動、ジャイロセンサーにも対応

X5 Liteから最も進化したのが、HD振動と6軸ジャイロセンサーの搭載です。
これにより、対応ゲームではより臨場感のあるプレイが可能になりました。
特にジャイロ機能は、Switch 2でエイム操作が重要なゲームを遊ぶ上で必須の機能。
これが搭載されたことで、対応できるゲームの幅が大きく広がりました。
高機能なのに7,000円台でコスパ良好

ホールエフェクトスティック、ボタン入れ替え、ジャイロ、振動、専用ケース付き。これだけの機能を詰め込んで、価格は7,000円台。
X5 Liteの衝撃的な安さと比べてしまうと少し高く感じますが、機能面を見ればコストパフォーマンスは依然として非常に高いと言えるでしょう。
GameSir X5 Liteとの比較
ここで、下位モデルであるX5 Liteとの違いを整理してみましょう。どちらを選ぶべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
機能 | GameSir X5s | GameSir X5 Lite |
---|---|---|
価格 | 7,599円 | 5,299円 |
ジャイロ | あり | なし |
振動 | あり (HD振動) | なし |
ABXYボタン | 物理的に入替可能 | 入替不可 |
専用ケース | 付属 | なし |
USB-Cポート | 充電・有線接続用 | 有線接続 + スマホへのパススルー充電 |
X5 Sは、ジャイロや振動、ケースといった付加価値で順当に進化したモデルです。
しかし、一点だけ注意したいのが、X5 Liteにあった「スマホへのパススルー充電機能」がX5 Sでは省略されていること。
コントローラーを使いながらスマホを充電したい場合は、X5 Liteの方が適しています。
このトレードオフをどう考えるかが、選択の大きな分かれ目になりそうです。
GameSir X5 S ゲームプレイレビュー:軽さがもたらす快適な操作感
原神 / 鳴潮

まずは『原神』、『鳴潮』といったオープンワールドRPGでテスト。
これらのゲームで最も活きたのは、やはり本体の軽さとホールエフェクトスティックです。
長時間の探索や戦闘でも腕が疲れにくく、精密なキャラクターコントロールが可能。

コントローラー内側のクリアランスも広いため、iPhoneにケースを付けたままでも問題なくフィットしました。
レスポンスも良好で、快適そのものです。
Switch2でスプラトゥーン

次に、本機の実力を測るべく、Nintendo Switch 2に接続して『スプラトゥーン』をプレイ。
注目のジャイロ機能は、期待以上にしっかりと反応してくれました。エイム操作も違和感なく行えます。
厚みや背面下部のふくらみがある分、グリップ感がJoy-conよりも良いです。
しかし、やはり純正ProコンやJoy-Conと比べると、グリップ感やボタン配置が異なるのと、他の端末での使用に比べて接続や動作が若干不安定なので、サブとして使用するのが良いと思います。
GameSir Fx5ファンクーラーを使うと長時間プレイも安心

別売りとなりますが、GameSir Fx5というファンクーラーも相性抜群の製品として販売されています。
こちらを使用すれば、端末を裏側から冷やすことができ、より快適に長時間プレイできます。

他のファンクーラーだとMagSafeとか、挟んで使用するものが多く、コントローラーとの併用が難しい事が多かったです。

そこで背面の開口デザインも合わさり、専用ファンクーラーと相性抜群で、背面から熱を逃がしてくれるため、長時間プレイでも処理落ちしにくくなりました。
GameSir X5 S レビューまとめ
GameSir X5 Sは、大ヒットしたX5 Liteの長所を引き継ぎつつ、ジャイロや振動、物理ボタン入替といった新機能で、より幅広いデバイスとゲームに対応できるようになった正統進化モデルです。
私のような複数端末で遊ぶユーザーにとって、最適なモバイルコントローラーの一つであることは間違いありません。
汎用性、ジャイロや振動といった付加価値に2,000円の差額を払えるかどうか。
自分のプレイスタイルと向き合い、最適な一台を選んでみてください。

