【徹底レビュー】スマートリカバリーリングは睡眠計測とコスパでOURA Ringを超えるか?Smart Bath Mat連携も便利!

■最終更新日 2025年5月31日 by u-ta
スマートリング市場が盛り上がりを見せる中、新たに登場した「スマートリカバリーリング」。
睡眠の質の計測や日々の活動量記録など、健康管理に特化した機能を手軽に利用できるデバイスとして注目されています。
特に、既存のスマートウォッチユーザーにとっては、スマートウォッチとの使い分けや、機能がどう違うのかが気になるポイントではないでしょうか?

本記事では、このスマートリカバリーリングを実際に使用して感じた良い点・気になる点を、他のスマートリング、特に市場の代表格であるOURA Ringと比較しながら徹底レビューします。
また、Smart Bath Matとの連携による総合的な健康管理の可能性についても深掘りしていきます。
「スマートリカバリーリングって実際どうなの?」
「OURA Ringと比べてどう違うの?」
「どんな人におすすめなの?」
といった疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事はメーカー様より商品をご提供頂き執筆しておりますが、本音でレビューしていきます。
スマートリカバリーリングのスペック、サイズ

まずはスマートリカバリーリングの基本的なスペックとサイズについて見ていきましょう。
スペック項目 | 詳細 |
材質 | 外面チタン製、内面は合成樹脂製 |
防水性能 | IP68/5ATM |
バッテリー駆動時間 | 最大7日間 |
対応OS | iOS, Android |
カラーバリエーション | シルバー、ブラック |
主な機能 | リカバリースコア、睡眠モニター、ストレスモニター、活動量モニター、心拍数、血中酸素濃度、心拍変動、皮膚温、女性の健康管理、パーソナルヘルスケアAI |
サイズ展開 | サイジングキットによる多サイズ展開(US6~13号) |
特筆すべきは、サイジングキットが提供される点です。
リングという形状上、装着感が非常に重要になりますが、事前に複数のサイズのリングを試着できることで、自分にぴったりのサイズを選べるのは大きなメリットと言えるでしょう。
私も実際にサイジングキットを試しましたが、微妙なサイズ感の違いを確認(173㎝、65Kgで9号)できたので、安心して本体を注文できました。
スマートリカバリーリングレビューを開封、デザイン、同梱物、重量
開封、外観、デザイン

いよいよ開封です。パッケージはシンプルながらも洗練された印象で、製品への期待感を高めてくれます。
同梱物は以下の通りです。

- スマートリカバリーリング本体
- 専用充電ケーブル(または充電ケース)
- スタートガイド
本体を手に取ってみると、まず感じるのはその質感の高さです。
チタン製ということで、軽量でありながらも安っぽさは一切ありません。

表面の仕上げも丁寧で、肌触りも滑らかです。
私が選んだカラーはシルバー(シルバー、ブラックの2色展開)ですが、非常に落ち着いた色味で、ビジネスシーンでもプライベートでも悪目立ちすることなく着用できそうです。
デザインは非常にシンプルかつミニマル。
リング表面には余計な装飾がなく、どんなファッションにも自然に馴染みます。

ただし、一点だけ気になったのは、センサー部分がリング内側に少しだけ出っ張っている点です。
完全に埋め込み式ではないため、装着した際に指に若干のゴツゴツ感を感じることがありました。
慣れれば気にならなくなる範囲かもしれませんが、敏感な方は少し意識してしまうかもしれません。
とはいえ、全体のデザイン性は高く、ガジェット感を抑えたい方には好印象でしょう。
充電方法

充電は、付属のケーブルと充電ケースで行います。
充電端子の位置もわかりやすく、特に迷うことはありませんでした。
フル充電までの時間は約2時間と標準的です。
なお、この充電ケース自体にバッテリーは搭載していないですが、バッテリー持ちが良いことから外で充電したい機会もそうないので、問題はないかなと思います。
重量は3gで超軽量

スマートリカバリーリングの公称重量は約3g。
実際に指にはめてみると、その軽さに驚かされます。

まるで何もつけていないかのような装着感で、これなら24時間365日、睡眠中も含めてストレスなく着用し続けられそうです。
普段腕時計を着ける習慣がない方や、アクセサリーの重さが気になる方でも、これなら問題なく受け入れられるのではないでしょうか。

この3gという軽さは、睡眠の質を計測する上でスマートウォッチと比較しても非常に大きなアドバンテージになると感じました。
スマートリカバリーリングをスマートフォンと接続

スマートリカバリーリングの機能を最大限に活用するためには、スマートフォンとの連携が必須です。
専用アプリ「ウェリー」をApp StoreまたはGoogle Playストアからダウンロードし、Bluetoothでペアリングを行います。

ペアリングの手順は非常に簡単でした。
- スマートフォンでウェリーアプリを起動
- 歯車マークの設定から「デバイス」を選択、スマートリカバリーリングをスマートフォンの近くに置く
- 自動的にデバイスが検出され、「接続する」ボタンタップでペアリング完了
スマートバスマットでもウェリーアプリは使っていますが、インターフェースはシンプルでポップなUIで情報もわかりやすいです。
計測されたデータは自動的にアプリに同期され、睡眠の質、心拍数、活動量などがグラフや数値で分かりやすく表示されます。
初期設定で戸惑うことはほとんどなく、スムーズに利用を開始できました。
スマートリカバリーリング使用レビュー

ここからは、実際にスマートリカバリーリングを数日間使用してみた感想を、具体的なポイントごとに詳しくレビューしていきます。
チタン製でデザインも自然でファッションアイテムとして⚪︎

前述の通り、スマートリカバリーリングはチタン製で、非常に洗練されたデザインです。
私が普段着用している服装は比較的ビジネスカジュアルが多いですが、Tシャツとジーンズのようなラフなスタイルから、少しキレイめなジャケットスタイルまで、どんな服装にも違和感なく馴染んでくれます。
スマートリカバリーリングは、良い意味で「普通の指輪」に見えるため、アクセサリー感覚で自然に身につけられます。
これなら、いかにも「健康管理デバイス着けてます!」という感じにならないので、周囲の目を気にせずスマートに健康管理をしたい私のようなユーザーには嬉しいポイントです。
快適な装着感でサブの睡眠測定としても最適

特筆すべきは、やはりその圧倒的な装着感の軽さです。
約3gという重量は伊達ではなく、日中はもちろん、特に睡眠中の着用感が非常に快適です。
私は普段、睡眠計測のためにApple WatchやPixel Watchのようなスマートウォッチも使用していますが、どうしても手首に異物感があり、特に寝返りを打った際などに気になってしまうことがありました。
しかし、スマートリカバリーリングは指にはめているだけなので、そういった不快感がほとんどありません。
そのため、Apple WatchやPixel Watchユーザーが、より詳細で快適な睡眠ログを取りたい場合の「2台目」の健康管理デバイスとして非常に適していると感じました。

日中はスマートウォッチで通知確認や決済を行い、夜間はスマートリカバリーリングで質の高い睡眠計測を行う、といった使い分けは非常に合理的です。
実際に私もこのスタイルで運用していますが、睡眠の邪魔を全くしないので、より自然な状態での睡眠データを取れている実感があります。
ストレス、心拍測定でスマートに健康管理

スマートリカバリーリングは、心拍数やストレスレベルの継続的なモニタリングも可能です。
特にストレスレベルの計測は興味深く、自分がどのような状況でストレスを感じやすいのかを客観的に把握するのに役立ちます。
例えば、仕事で重要な会議があった日の午後はストレスレベルが高めに表示されるなど、体感とデータが一致することも多く、自己理解を深めるツールとしても活用できそうです。
心拍数の測定精度についても、手持ちのスマートウォッチと比較してみましたが、大きな乖離は見られず、日常的な健康管理の指標としては十分な精度だと感じました。
これらのデータを日々チェックすることで、体調の変化に早期に気づいたり、意識的にリフレッシュする時間を作ったりと、よりスマートな健康管理が実現できるでしょう。
活動量計は必要最低限、筋トレやランニングの計測には不向き

一方で、活動量計としての機能は、やや限定的と言わざるを得ません。
歩数や消費カロリーといった基本的なデータは記録できますが、GPSは搭載していないため、ランニングやウォーキングのルートや距離を正確にトラッキングすることはできません。
また、私自身、趣味で筋力トレーニングを行っていますが、ウェイトトレーニングのような高負荷な運動時には、正直なところ装着はおすすめできません。

懸垂や、ダンベルやバーベルトレーニングの際にリングが指に食い込んで痛みを感じたり、最悪の場合、リングの故障や指の怪我につながる懸念もあります。
ランニングや筋トレの記録は、別途専用のデバイスやスマートウォッチに任せて、スマートリングを外して行うのが現状では最適解だと感じます。
スマートバスマットとの連携で総合的な健康管理ができる

スマートリカバリーリングのユニークな特徴の一つが、「Smart Bath Mat(スマートバスマット)」と合わせることで総合的に健康管理が可能な点です。

スマートバスマットは、体重や体組成などを計測できるIoTデバイスですが、これとスマートリカバリーリングのデータを組み合わせることで、より多角的な健康管理が可能になります。
例えば、スマートリカバリーリングで計測した睡眠の質や活動量、ストレスレベルと、スマートバスマットで計測した体重や体脂肪率の変動をアプリ上で統合的に確認できます。

これにより、「睡眠不足が続くと体重が増加しやすい」「活動量が多い日はストレスレベルが低い」といった、自分自身の生活習慣と体調の関連性が見えてくるかもしれません。
実際に連携させてみたところ、日々のバイタルデータと体重・体組成データが一つのアプリで管理できるのは非常に便利だと感じました。

7日間のバッテリー持ちでノンストレス

メーカー公称で最大7日間のバッテリー持続時間は、実際に使ってみても偽りなし、といった印象です。
もちろん、使用状況によって多少の変動はあるでしょうが、私の使い方では、1週間に1回の充電で十分運用可能でした。
これは非常に大きなメリットです。スマートウォッチの中には毎日充電が必要なものも少なくなく、充電の煩わしさから解放されるのは精神衛生上も良いです。
特に睡眠計測をメインに使いたい場合、寝る前に「充電し忘れた!」という事態を避けられるのは助かります。
充電頻度が少ないことで、より継続的に健康データを記録しやすくなると言えるでしょう。
おサイフケータイ、NFC、通知やバイブには非対応
スマートリカバリーリングは、健康管理機能に特化しているため、、おサイフケータイ、スマートフォンからの通知表示やバイブレーション機能もありません。
「リング一つで何でもできる」というデバイスではないことを理解した上で、自分のライフスタイルや求める機能と照らし合わせて検討する必要があるでしょう。
私としては、決済や通知はスマートフォンやメインのスマートウォッチに任せ、リングは純粋な健康トラッカーとして活用するのがベストだと感じています。
スマートリカバリーリングとOURA Ringとの比較
スマートリング市場において、最も有名な製品の一つが「OURA Ring(オーラリング)」です。ここでは、スマートリカバリーリングとOURA Ringを比較し、それぞれの特徴を見ていきましょう。
比較項目 | スマートリカバリーリング | OURA Ring (Gen4) |
価格帯 | 29,800円(税・送料込み) | 4万円台後半~ |
サブスク | なし | より詳細な健康データ、Ouraメンバーシップ(999円/月) |
主な機能 | リカバリースコア、睡眠モニター、ストレスモニター、活動量モニター、心拍数、血中酸素濃度、心拍変動、皮膚温、女性の健康管理、パーソナルヘルスケアAI | 睡眠、心拍、ストレス、活動量、体温測定、コンディションスコアなど |
デザイン | チタン製、カラバリ2色 | チタン製、カラバリ6色 |
バッテリー持ち | 最大7日間 | 最大8日間 |
サイジングキット | あり(US6~13号) | あり(US4~15号) |
NFC決済 | 非対応 | 非対応 |
GPS | 非対応 | 非対応 |
通知・バイブ | 非対応 | 非対応 |
まず、最も大きな違いの一つが価格です。
スマートリカバリーリングは3万以下から購入できるのに対し、OURA Ring Gen4は4万円台後半からと、価格面ではスマートリカバリーリングに分があります。
加えてOURA Ringは健康データを詳細に見るためには、Ouraメンバーシップという月額サブスクもあり、トータルコストが高くなりやすいです。
機能面では、睡眠計測、心拍数測定、活動量記録といった基本的な健康トラッキング機能は両者とも搭載しており、日常的な健康管理という点では大きな差はないと言えるでしょう。
OURA Ringは体温測定やより詳細なコンディションスコア表示など、一歩進んだ分析機能も提供していますが、スマートリカバリーリングもSmart Bath Matとの連携という独自の強みを持っています。
デザイン面では、どちらもチタン製で質感は高いですが、OURA Ringの方がカラーバリエーションやデザインの選択肢が豊富です。

個人的な意見としては、基本的な健康管理と睡眠トラッキングを主目的とし、コストパフォーマンスを重視するなら、スマートリカバリーリングは非常に魅力的な選択肢だと思います。
スマートリカバリーリングレビューまとめ、良いところ、気になるところ、おすすめな人まとめ

私自身、ブログでガジェットレビューを多く手がけていますが、このスマートリカバリーリングは、特に「睡眠」と「日常的なバイタルデータの記録」にフォーカスしたいユーザーにとっては、非常にバランスの取れた良い製品だと感じました。
もちろん、キャッシュレス決済や通知機能といった利便性を求める方や、本格的なスポーツトラッカーを期待する方には不向きです。
しかし、その点を理解した上で、「何を重視するか」が明確であれば、スマートリカバリーリングはあなたの健康管理をスマートにサポートしてくれる頼れる相棒となるでしょう。